文章が苦手という人の文を読むと、一つひとつの文章が独立していて、
箇条書きのようになっていることがあります。
ご本人さんはそれに気付いていないことが多く、
どうして散漫な印象を受けるのか、分からないケースが少なくありません。
例文を見てください。
(例)
今日は天気予報で雨と言っていました。傘を持っていきました。雨は降りませんでした。傘を忘れてきました。
極端な例ですが、このような文章を書く人は意外に多いんです。
では、この文章に接続詞を入れてみましょう。
(編集例)
今日は天気予報で雨と言っていました。そこで、傘をもっていきました。ところが、雨は降りませんでした。そのため、傘を忘れてきました。
どうでしょう? 接続詞を入れただけでずいぶんと文章らしくなったと思いませんか。
これだけの内容の文章ですが、5W(いつ?、どこで?、誰と?(誰が)、なぜ?、何を?)を気にして書くと、もっと良くなります。
(編集例その2)
今朝、目覚ましテレビの気象予報士が、雨が降ると言っていました。そこで、会社に傘を持っていきましたが、結局雨は降らず、会社に傘を忘れてきました。あの天気予報、当たったためしないな。
時系列の流れができたと共に、臨場感が出てきました。最後の所感は蛇足ですが、いかがでしょう?
「いや、やっぱ俺には無理だわ」という人は、代筆屋にご相談ください。