■胆管がん労災申請29人に
2012,8,25
胆管がん続報。大阪市や宮城県の印刷会社で胆管がんを多発している問題で、厚生労働省は労災の申請者が8月24日時点で29人になったことを明らかにした。うち20人はすでに死亡している。厚労省は来年度までに労災認定の結論を出す方針。
キーワード:労災の保険給付に係る時効は5年。葬祭料は死亡の日の翌日から2年。傷病補償年金には時効の問題は生じないけど、支給決定されていた年金の支払期月に生ずる請求権は、会計法の規定で5年の消滅時効。なお、胆管がんについては特例で遡って認定される旨の発表がなされている。
■2012年春に卒業した大学生のうち、22.9パーセントが非正規と未定
2012,8,26
2012年に卒業した大学生のうち、就職も進学もしていない進路未定者や、アルバイトなどの非正規雇用で職業に就く人たちが22.9%に上ることが分かった。就職率は63.9%で改善しているものの、大学を卒業しても安定した職に就けない(就かない)人が前年に比べて大幅に増加していることが明らかになった。
キーワード:安定した職に就いていない大卒者(新卒)が5人に1人いる計算になる。大学まで卒業させて多大な学費を払ったにもかかわらず、さらに子を養わなければならない親御さんも大変でしょうな…と3人の子持ちの私はしみじみ思います。娘たちよ、父を頼らず生きてくれ! 父は老後、故郷で土と化します。
■年金事務所計算間違い。保険料があわや10倍に。
2012.9.3
同じ年金収入で、夫の保険料が46003円、妻の保険料は4600円。不審に思った夫が区役所に問い合わせると、計算間違いだったことがわかった。保険料を算定した都道府県の後期高齢者医療広域連合によると、「今回のような間違いは月に1件あるかないか」
元々保険料は一人あたり46003円。ただし、扶養家族の場合は9割が免除となる。この夫は長男の扶養家族となっていたが、その情報が広域連合に届いていなかったのだという。「月1件あるかないか」と堂々と言い切るところがすごい。役人ならノーミス目指せ!
キーワード:後期高齢者医療制度は後期高齢者医療広域連合が保険料を算定。時効は2年。もしこの人が気付かず支払っていて、間違いに2年気付かなければ返してもらえない。