言い方をほんの少し変えてみよう

新聞に「主婦がパートの面接に合格するコツ」というコラムがのっていました。
就職難の時代ですからパートといえども競争率が高く、
並の発言をしていたら面接で落とされてしまうのだとか。
そこで、プラスの発言をしようというのがコラムの趣旨です。
例えば、志望動機を聞かれて、
「近いから」
という答えでは不合格。
パートなんだもの、それ以外に志望動機なんてないでしょ、
という声が聞こえてきそうですが、
「近いから、たくさん仕事ができると思いました」
と答えると好印象だ、と紹介されています。
コラムには書かれていませんが、これって履歴書を書く時にも使えるわけで、
履歴書代筆」のページにも書いていますが、
趣味の欄にただ「読書」と無機質に書くより、
「趣味は本を読むこと。本によって自分がまだ体験したことのない世界を知ることが何よりの楽しみです」
と書いた方が絶対好印象ですよね。
スポーツが好きな人なら、趣味欄に
「趣味はスポーツです。嫌なことがあっても、身体を動かせばすぐに忘れます」と書けば、
担当者に「この人はポジティブで体力もあるな」と思わせることができます。

続いて性格欄。

履歴書に短所を書く必要はないと思いますが、あえて書くのも他人との違いをアピールできます。
その際も「怒りっぽい」と書いてしまうとゴミ箱行きなので、私だったらこんなふうに書きます。
「怒りっぽいです。ただし、怒りの裏側には、あふれんばかりの愛があります」

いや、もうひとひねり。

「怒りっぽいと人に言われますが、”ぽい”のではなく、怒るときは怒髪天を衝く勢いで怒ります。
ただし、怒髪があるのは頭頂部で、怒ると鬼太郎みたいになって、相手をかえって和ませます」

・・・。
真剣に履歴書の書き方で悩んでいる人には申し訳ないレクチャーになってしまった。
どうしても書けないという方は、代筆屋にご相談を。
そういえば、先日履歴書を代筆した男性から、
「就職できた」という嬉しいメールをいただきました。
ご活躍をお祈りします。