あーだこーだと屁理屈こねるのが上手い人は、
基本的に文章も上手だと思います。
前にも書いた通り、うちの長女(中2)は文章力が皆無なのですが、
会話をしていても旗色が悪くなるとすぐ口ごもってしまう。
対して次女(小6)は言い訳大魔王。
さらに三女(小3)は「しゃべっていないと死ぬ~」と本気で言ってるくらいのおしゃべり好き。
客観的に見て、下2人ともわりと文章力があります。
昨年は夏休みに近所の子を集めて読書感想文教室を開いたのですが、
やっぱり「屁理屈上手は文章上手」の傾向がありました。
大人でも、作文が苦手な人はたいてい口下手でもあります。
今日は作文の苦手な長女が中学受験した時に、
「記述対策」のために作ったオリジナル練習問題をいくつか紹介しましょう。
(問1)
文中に「地球が枯渇する」という擬人法が使われていますが、あなたが作者と同じように感じるのはどのような時ですか。あなたが行っているエコ活動とあわせて書きなさい。
(問2)
文中に「都会人は忙しすぎる」とありますが、あなたが作者と同じように感じるのはどのような時ですか。自分の体験と合わせて書きなさい。
(問3)
作者にとって家族は「空気のような存在」と書かれています。あなたにとって「家族」とはどのような存在ですか。「もし家族がいなかったら」という書き出しで、自分の考えを書きなさい。
はい、皆さんできましたか~??
「おいおい、『文中に』って書いてあるやろ。出題文ないのに解けんやろ!」
と思ったあなたは甘い。
中学受験を控えてる小6にこの問題を出したら、
出題文を見なくても書きますよ。
問題文には全て
「あなただったらどう思うか」とあるので、自分の意見を書けばいい。
この問題は想像力や文章力を問うもので、
出題文の意図を捉える必要は全くないのです。
ということで、しばらく鉛筆嘗め嘗め、考えてみてください。回答例は次回。
(鉛筆嘗め嘗め、って人も少ないと思いますが、代筆屋は鉛筆大好きです)
いや~、俺にはちょっと無理だわ~、という方は、代筆屋にご相談を。