読書感想文ハウツー本は読ませるな!

毎週、市立図書館に行っては、

自分のカードで借りられるだけ本を借りてくる三女。

毎週15冊きっちり読んでいます。こりゃ、将来が楽しみだ。作家になって一儲けしてくれ~。

 

さておき、図書館に付き添っていったら、こんな本が。

「きみにも書ける読書感想文」

「読書感想文の書き方 高学年用」

なるほど、もう夏休み直前ですね。

 

ところで、その2冊をぱらぱらめくってみましたが、ちゃんちゃらおかしい(^▽^)。

何がおかしいかって、どちらも総ページ数が180ページ前後

1ページ300文字くらいは埋められていますから、ざっと54000字

「読書感想文が書けない」と言っている子どもに、54000字の本が読めるわけないのです。

多分、この本読み切る前に夏休みが終わるでしょう。

 

こういうのって、どこかのお偉い教授が書かれているんでしょうが、

子どもを育てたことないのかな、って思ってしまう。

もしくは、自分が小さい頃から頭が良かったから、作文が書けない子の気持ちが分からないのでしょうか。

 

ちなみにその2冊、僕でも3,4ページ読んだだけで嫌になりました。

 

けなすだけなら誰でもできるので、代筆屋本舗流の「読書感想文の書き方」を少々。

僕は子どもたちに次のように教えています。

 

ステップ1 「この本を読んでどう感じたかを書こう!(楽しい・悲しい・どきどきした・わくわくした)」

ステップ2 「どの場面でそう感じたのかを書こう!(ただし、本文の丸写しにならないよう)」

ステップ3 「自分がその場面に遭遇したら、どう行動するかを書こう!(主人公と違うように書く)」

ステップ4 「この本を読む前と読んだ後で、自分がどう変わったかを書こう!(これからどう生きるか)」

これだけです。54000字は必要ありません。ちなみに、書く前に口で説明させると考えがまとまります。

 

読書感想文の定番・ロビンソンクルーソーで例を挙げると、

ステップ1 「この本を読んでどう感じたか(ロビンソンはとても心の強い持ち主だと思った)」

ステップ2 「どの場面でそう感じたのか(たった1人で人食い人に立ち向かうところ)」

ステップ3 「自分がその場面に遭遇したら、どう行動するか(僕だったら、多分ずっと隠れて生きると思う)」

ステップ4 「この本を読む前と読んだ後で、自分がどう変わったか(どんなにつらくても、寂しくても、強く生きたい)」

あとはこれに肉付けすれば完成です。

 

「うちの子には無理よ~」という方は代筆屋本舗にご相談を。