先日、小学6年生のお母様から、お子さまの作文代筆をご依頼いただきました。
学校で作文の宿題が出たのだけれども、お子さまはとても作文が苦手。
原稿用紙2枚の作文が、何時間かけても書けない。
塾やら、その宿題やらで時間に余裕もないのに、作文は負担が大きすぎる…。
お母様のおっしゃること、とてもよく分かります。
代筆屋こと私の長女も中学受験をしましたが、わずか200字程度の記述問題に30分も40分もかけているので、
「そんな時間があったら四字熟語でも覚えたほうが、よっぽど試験対策になるのではないか」
と思ったものです。
ただ、そのお母様はこうもおっしゃっていました。
「宿題を他人にしてもらうのは気が引ける。子どもの教育上良くないのではないか」
良心が痛むそのお気持ちもよく分かります。
某尾木ママもテレビで異論を唱えていましたし。
ですから、代筆屋はそのお母様にこう質問しました。
「カツオ君はいつもマスオさんや波平さんに宿題を手伝わせています。
あなたはカツオ君が将来、悪い大人になると思いますか?」
答えはもちろんNOでした。
ただし、カツオ君は自分で宿題をするべきです。
毎日、中島君と野球をしていて遊んでいる子がさらにズルをするのはもってのほか!
でも、毎日何時間も、一生懸命勉強している子どもに、さらに学校の宿題で追い打ちをかけるなんて可哀想です。
作文が不得意な子どもであれば、算数を伸ばせばいいんです。理科を伸ばせばいいんです。算数も、理科も、国語もと欲張ると全てがうまくいかなくなる。
全国のお母様、よく聞いてください。
あなたのお子さまは、将来、偉大な科学者になるかもしれませんし、政治家になるかもしれません。世界を動かす経営者になるかもしれませんし、メジャーリーガーになるかもしれません。
苦手な作文を書くために費やした1時間のせいで受験に失敗し、あなたのお子さんの将来を変えてしまう恐れもあります。
道徳的に考えれば・・・という考えはやめましょう。
受験前の大事な時間を、学校の宿題で無駄にしている場合ではありません。
感想文代筆は請け負わないという同業者もいますが、代筆屋本舗は胸を張って請け負います。
それが日本のため、世界のためになるのですから! (ちょっとアツくなりすぎたかな?)