中学受験の記述対策その2です。
(問2) 文中に「都会人は忙しすぎる」とありますが、あなたが作者と同じように感じるのはどのような時ですか。自分の体験と合わせて書きなさい。(150字)
「その1」にも書きましたが、「文中に」とあるのは気にしないでください。
「それじゃむり~」という人のために要約すると、
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携帯電話やメールのおかげで私たちの生活は便利になったが、その分、時間あたりの作業量は倍になった。以前なら、「営業マンは外出中で夕方まで戻りません」で済んだのに、今はどこにいても携帯電話で呼び出され、その場でお客さんにも連絡をとらなきゃいけない。便利なのは必ずしもいいことばかりじゃないね~。
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という内容です。
さて、回答例です。子どもになりきって書いてみました。(代筆屋の作成時間は3分)
「私の祖母は九州に住んでおり、新幹線の開通で以前までの半分の時間で行けるようになった。移動時間が短くなったのはいいけど、祖母に会える嬉しさも半分になった気がする。多分、祖母に会えるという「わくわく時間」も減ったからだと思う。便利さを求めたせいで大人は忙しくなったというが、私たちだって被害者だ。」(146文字)
<ポイント> ●「都会人は忙しすぎる」という表現は、子どもの体験に当てはめるのはちょっと難しい。なので、大人が社会を便利にしたせいで私たちも被害を受けてるんだ~、という視点で書いています。
●自分の体験と気持ちをおりまぜています(しかも嘘っぽくない)
●ちょっといやらしいけど、設問者が見て、「おばあちゃんが好きというこの子はかわいらしい。きっといい子だ」と思わせるようなエピソードです。「わくわく時間」という造語を入れているのもポイント。
●開通したばかりの九州新幹線のことも入れて、社会にも明るいことをさりげなくアピールしています。
●「ABCの法則」に則って、文章全体を構成しています。
試験官は「比ゆ表現を理解できているか」 「文章にまとまりがあるか」を知りたいわけですから、本当におばあちゃんの家までの移動時間が本当に半分になったかどうかはどうでもいいことです(つまり嘘でもいい)。
ちょっと難しかったかな?
(問3)は次回。
「やっぱうちの子には無理よ~」という方は、 代筆屋本舗にご相談を。