文章をうまく書くコツ(無料文章教室)

こんにちは、代筆屋本舗です。

最近はWEBでの求人・応募が一般的となり、エントリーシートでの選考試験が増えたというお話を前回書きました。(ポイント①はこちら

そこで代筆屋がエントリーシートでライバルに差を付けるコツを伝授。

 

ポイント② 「結論を先に書く」

WEB応募・エントリーシートの特徴はひとつひとつの記入欄が大きいということです。

紙の履歴書であれば自己PR欄に200文字書ければいいほうですが、

WEBなら最低300文字、500文字以内という長文が一般的。

で、そこまで書かせておいて、採用担当者は全てを読みません。

なぜなら「面倒だから」です。

 

「何を言いたいか分からない」「他の人と同じようなことを書いている」

と思われたものはすぐに2~3行読んであとは斜め読みか「不採用ボックス行き」。

だからこそエントリーシートでは最初にインパクトを与える結論を先に書く必要があるのです。

 

仮に「あなたが大学生活を通じて体験した出来事の中で、最も感動的だったことを書いてください」

という設問があったとします。

「私は大学生の時にテニスサークルに入っていまして、3年生の合宿の時に、こんなことがありました…かくかくしかじか…うんぬんかんぬん…そうして、みんなで最後までやり遂げたことに感動しました」

というセオリー通りの作文ではまず最後まで読んでくれません

そこで以下のような書き方をします。

「テニスサークルの過酷な夏合宿で、全員で達成感を共有したことです!

というのも、かくかくしかじかで…うんぬんかんぬんで…」

 

状況説明は後回しでOK。

「過酷な夏合宿」「全員で達成感を共有」という言葉に興味を覚えて、採用担当者はなお読み続けようと思うことでしょう。

大事なのはシンプルさとインパクトです!

 

 

私には無理! と思われた方は代筆屋にご相談を。

こんにちは、代筆屋本舗です。

最近はWEBでの求人・応募が一般的となり、

面接の前に「エントリーシート」に志望動機自己PRを書いて応募し

それによって企業が一次審査をするというケースが多くなりました。

以前ならば「履歴書郵送による一次審査」が一般的だったのですが、時代も変わったものです。

 

で、エントリーシートの場合、履歴書よりも「個性」が主張できなくなりました。

なぜなら、PCの画面を通じて見るエントリーシートは「はっきり言ってどれも一緒」だからです。

履歴書なら「直筆」によってその人の個性が窺えるのですが、

エントリーシートは全て同じフォント。

で、応募数の多い企業の採用担当者がやるのは「斜め読み」です。

あなたの努力や才能、やる気も全て「斜め読み」です。

 

斜め読みさせないためには、最低限以下のことを気にする必要があります。

エントリーシートの必勝ポイントと書きましたが、「最低限のポイント」と言えるかもしれません。

ポイント① 「制限字数の2/3は書く」

採用担当者が一目見て「短い」と思うものは、たとえその内容がどうであれ、即アウトです。

400字以内とあれば、最低300字は書く。

採用担当者は応募の都度、送られてきたものを読んだりしません。

朝一とか、昼一とか、たいてい時間を決めて集まった応募を一気に読みます。

必然的に文量の多い人と少ない人は明らかに比べられるわけで、

文量の少ない人は「やる気なし」「ちゃんと考えていない」「面倒くさがり」

といったレッテルを貼られて(実際にDランク、とかスタンプを押されます)終わり。

そうなりたくなかったら、頑張って2/3は埋めるようにしましょう。

次のポイントはまた次回に。

私には無理! と思われた方は代筆屋にご相談を。

1月~2月は求人関連で割と動きがある時期です。

・3月卒業見込みの人で、まだ就職が決まっていない人が動く。
・転職組で、12月の賞与をもらって会社を辞めた人が動く。
・4月の入社組に時期を合わせて転職したい人が動く。(新人が多い時期のほうが会社に馴染みやすい)

求人広告会社に勤めている知人に聞くと、そのような理由からでした。

この時期、代筆屋のもとにも「履歴書代筆」「職務経歴書代筆」の依頼がよくきますが、
皆さん困っているのが「志望動機」の書き方。
何しろほとんどの人が「給料が高い」「休みが多い」といった理由だけで
その会社を選んでいるからです。
でも、それをそのまま書けませんよね^^;

そこで、今日は志望動機の書き方を伝授しましょう!
(といっても特別なノウハウではありません)

1.企業のホームページをよく見て、動機にこじつけられそうなところをチェック
特に会社の理念社是代表者の挨拶にキーワードがあります。
(キーワードとなる言葉)チャレンジ精神、社員を大事にする、お客様のために、フロンティアスピリッツ、共存共栄、オリジナリティ

2.キーワードと自分の考えを結びつける
(例)「貴社の〈社員を大事にする方針〉に強く関心を抱いたからです。」

3.どうしてそう思ったかを書く
(例)「顧客満足度(CS)は従業員満足度(ES)に基づくと言われます。社員を大事にする会社なら、当然お客様も大事にしているだろうと考えたからです。」
こじつけ、建前、理想論でOKです! 要は採用担当者に「ほう、うちの会社のことをよく勉強しているな」と思わせることが大事。

4.できれば自分のやりたいことも書く
(例)「貴社では、持ち前のアイディア力を活かして、満足度向上につながる新サービスを企画したいです。」

以上です。これでもっともらしい志望動機ができました。

ちなみに、履歴書を書く場合は「最初に結論」「後から理由」「短文で簡潔に」がポイントです。

ちょっと私には書けないな、という方は代筆屋にご相談ください。

中学受験の記述対策その3です。

 

(問3)
文中で、作者にとって家族は「空気のような存在」と書かれています。あなたにとって「家族」とはどのような存在ですか。「もし私に家族がいなかったら」という書き出しで、自分の考えを書きなさい。(200字)

 

その1」にも書きましたが、「文中」は想像してください。

「それじゃむり~」という人のために要約すると、

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小6の女の子が父親と喧嘩して、「こんな家族、いなくなればいいのに!」と思いながら眠りに就きます。目が覚めると家には誰もいなくなって…いつになっても帰ってこない。さすがに心配になって、ふと家族全員で撮った写真を見ると、女の子以外誰も居ない。「え? 私には家族がいないってこと?」ってな感じで思い至り、泣きわめいて神様に許しを請うていると…目が覚めた。ちゃんちゃん。

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まあ、いわゆる「夢オチ」ってやつです。

 

いかがでしょう? 書き出しが指定されている文章というのは、意外に難しいです。

 

回答例です。子どもになりきって書いてみました。(代筆屋の作成時間は3分)

「もし私に家族がいなかったら、同じように親のいない子が暮らす施設で共同生活をしているかもしれない。友達がいてにぎやかでも、家族といるよりつまらないだろう。普段、私は家族のありがたみを感じたことがあまりない。いるのが普通だし、他の家の家族と比べて特別に優しいわけでもないからだ。空気も私の周りだけが特別ではないけれど、いつも私たちを守ってくれて、なくなると困る。それが家族だと思う。(189文字)

<ポイント>

● 私の提唱するABCの法則」は、「A → 事実  B → 自分の考え C → まとめ」というスタイルが定則です。ただ、今回は設問に「もし~」と仮定での書き出しが定められていますので、「A → 仮定  B → 事実 C → まとめ(自分の考え)」という「変則ABC」で作ってみました。それでも、三段論法であることには変わりませんから、応用に過ぎません。

● 「家族は空気のような存在」と設問者が書きやすい題材をくれているのですから、それに自分の考えを当てはめればいいだけです。経験を無理に含める必要もありません。想像をちょっと膨らませれば誰でも書けます。

● あまりいい子ぶらず、家族をほめすぎず、この年頃の女の子らしい考え方でOKだと思います。無理してかくと手がつります^^;

「やっぱうちの子には無理よ~」という方は、 代筆屋本舗にご相談を。

久しく会っていない友人から突然の電話。

小6のお嬢さんが突然中学受験を志望したとのこと。

「あと半年しかないのに! どうしたらいいの?」

その気持ち、同じ親としてよく分かります。半年しかないけど精一杯応援したい気持ちも。

 

でも、話を聞いてみると、「作文」に重きが置かれた試験らしい。

それなら大丈夫。

他の教科はともかく(?)、作文について言えば「半年あれば充分」。

半年間で文章力は絶対伸びます。

 

ただ、トレーニングは必要。

 

ちなみに、塾の「記述対策」はほとんど価値がありません(私感)。

娘の中学受験時、某大手進学塾に高い授業料を支払って「記述対策」に行かせましたが、

まったく文章力は伸びませんでした。そこで、受験前の一ヶ月で私が特訓。

手前味噌になりますが、それでずいぶんと「書ける」ようになったんです。

 

特訓の方法は門外不出として、半年あるなら次の方法をオススメします。

① 5分くらいで読み終わる「絵本」を1日1~2冊読む。

「文章力付けるなら、本を読ませなきゃ!」と多くの親御さんが言われますが、作文が苦手な子は元々本を読み慣れていない場合がほとんど。そんな子に難しい本を読ませても、はっきり言って時間の無駄です。それなら漢字や四字熟語を覚えたほうがよっぽど受験に有利。

なぜ絵本なのか? 絵本はあの短い文章の中に「起承転結」がしっかり盛り込まれています。小作文といえどもまとまりが大切ですから、「起承転結」のコツを身につけることは大事(ちなみに200字以内の記述なら起承転結ではなく「ABC論法」がお勧めです。)。しかも1日5分なら途中で挫折しません。

 

② 普段の会話の中で「5W1H」を意識させる。

5W1Hは言うまでもなく「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのようにしたか」です。

皆さんご承知の通り、子どもの会話は結論だけで終わることが多いです。

なので、普段から「いつ?」「どこで?」「誰が?」「何を?」「なぜ?」「どうしたの?」とツッコミます。

そして全て聞き終わったら、もういちど、一から言わせる。(←これが大事)

子:「今日転んだ」

親:「いつ?」

子:「休み時間」

親:「どこで?」

子:「廊下で」

親:「何してたの?」

子:「鬼ごしてて」

親:「なんで?」

子:「すべった」

親:「なんですべったの?」

子:「水で濡れてた」

親:「はい、最初から言い直し」

子:「今日、休み時間に鬼ごしてて、廊下が水で濡れてたから転んだ」

OK! これが文章の基本です。で、ついでに。

 

親:「ころんでどう思ったの?」

子:「痛かった。水で濡れたら拭かないといけない」

親:「上出来! はい続けて!」

子:「今日、休み時間に鬼ごしてて、廊下が水で濡れてたから転んだ。痛かった。水で濡れたら拭かないといけない」

これぞABC論法です。(A:事実、B:感想 C:まとめ)

 

毎度毎度こんな禅問答のようなことをすると疲れますので時々でいいと思いますが、

やれば確実に文章力は身につきますよ!

補足:

最近「天声人語」を書き写させるのが学校で流行っていますが、あれもあまり意味がありません。

なぜなら、天声人語は小学生には難しすぎる。子どもは字の練習程度にしか思っていません。

そもそも天声人語を読んで「お、うまい。こりゃあ一本とられたな。にたり( ̄ー ̄)」と思えるくらいの子なら文章力は持っています。

 

中学受験の記述対策その2です。

 

(問2) 文中に「都会人は忙しすぎる」とありますが、あなたが作者と同じように感じるのはどのような時ですか。自分の体験と合わせて書きなさい。(150字)

 

「その1」にも書きましたが、「文中に」とあるのは気にしないでください。

「それじゃむり~」という人のために要約すると、

——————————————————————————————————————————

携帯電話やメールのおかげで私たちの生活は便利になったが、その分、時間あたりの作業量は倍になった。以前なら、「営業マンは外出中で夕方まで戻りません」で済んだのに、今はどこにいても携帯電話で呼び出され、その場でお客さんにも連絡をとらなきゃいけない。便利なのは必ずしもいいことばかりじゃないね~。

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という内容です。

 

さて、回答例です。子どもになりきって書いてみました。(代筆屋の作成時間は3分)

 

「私の祖母は九州に住んでおり、新幹線の開通で以前までの半分の時間で行けるようになった。移動時間が短くなったのはいいけど、祖母に会える嬉しさも半分になった気がする。多分、祖母に会えるという「わくわく時間」も減ったからだと思う。便利さを求めたせいで大人は忙しくなったというが、私たちだって被害者だ。(146文字)

 

<ポイント> ●「都会人は忙しすぎる」という表現は、子どもの体験に当てはめるのはちょっと難しい。なので、大人が社会を便利にしたせいで私たちも被害を受けてるんだ~、という視点で書いています。

●自分の体験と気持ちをおりまぜています(しかも嘘っぽくない)

●ちょっといやらしいけど、設問者が見て、「おばあちゃんが好きというこの子はかわいらしい。きっといい子だ」と思わせるようなエピソードです。「わくわく時間」という造語を入れているのもポイント。

●開通したばかりの九州新幹線のことも入れて、社会にも明るいことをさりげなくアピールしています。

ABCの法則に則って、文章全体を構成しています。

 

試験官は「比ゆ表現を理解できているか」 「文章にまとまりがあるか」を知りたいわけですから、本当におばあちゃんの家までの移動時間が本当に半分になったかどうかはどうでもいいことです(つまり嘘でもいい)。

ちょっと難しかったかな?

(問3)は次回。

「やっぱうちの子には無理よ~」という方は、 代筆屋本舗にご相談を。

 

ちょっと間が空きましたが、
中学受験の記述対策の続きを。

記述文が苦手な子どもって多いと思います。
うちの長女もそうでした。100文字程度の文が書けない。
「うそやろ~」って思うかもしれませんがホントの話。
とりあえず何か書けばいいのに、10分も20分も悩んだあげく、
空欄で提出することがよくありました。

そこで当時(もう2年前)、記述文対策のためにいくつか問題文を作ったので、それを紹介します。

(問1)
文中に「地球が枯渇する」という擬人法が使われていますが、
あなたが作者と同じように感じるのはどのような時ですか。
あなたが行っているエコ活動とあわせて書きなさい。(150字)

じゃ、早速皆さん書いてみましょう~。



はい、皆さんできましたか~??

「おいおい、『文中に』って書いてあるやろ。出題文ないのに解けんやろ!」

と思ったあなたは甘い。

ここにも書きましたが、
「あなたが行っているエコ活動とあわせて書け」と問題文にあるので、
出題文なんか読まずに書けばいいんです。

回答例です。(代筆屋の作成時間は3分)

「石油を使いすぎると、そのぶん地面の下が空洞化する。水分を失ってのどが渇いた人間と同じだ。
体内の水分量が極度に減ると病気になるように、地球もいつか病気になるだろう。
だから私は照明や冷暖房を節約したり、プラスチック製品をなるべくリサイクルして、
地球が病気にならないように気をつけている。」
(141文字)

<ポイント>
●やぶ蛇にならないよう、難しい表現を使わないようにしています。
(難しい表現を使おうとして、かえって変な文章になるケースは少なくありません)
●「地球が枯渇する=人間ののどが渇く」に置き換えて、擬人法を説明しています。
●自分のエコ活動をおりまぜています(しかも嘘っぽくない)
ABCの法則に則って、文章全体を構成しています。

試験官は「擬人法がちゃんと理解できているか」
「文章にまとまりがあるか」を知りたいわけですから、
常識的に石油を使いすぎて地球が空洞化になるのかとか、
石油がなくなったら異変が起きるのかとかは問題じゃないんです。

(問2)(問3)は次回。

「やっぱうちの子には無理よ~」という方は、
代筆屋本舗にご相談を。

あーだこーだと屁理屈こねるのが上手い人は、
基本的に文章も上手だと思います。

前にも書いた通り、うちの長女(中2)は文章力が皆無なのですが、
会話をしていても旗色が悪くなるとすぐ口ごもってしまう

対して次女(小6)は言い訳大魔王
さらに三女(小3)は「しゃべっていないと死ぬ~」と本気で言ってるくらいのおしゃべり好き。
客観的に見て、下2人ともわりと文章力があります。

昨年は夏休みに近所の子を集めて読書感想文教室を開いたのですが、
やっぱり「屁理屈上手は文章上手」の傾向がありました。
大人でも、作文が苦手な人はたいてい口下手でもあります。

今日は作文の苦手な長女が中学受験した時に、
「記述対策」のために作ったオリジナル練習問題をいくつか紹介しましょう。

(問1)
文中に「地球が枯渇する」という擬人法が使われていますが、あなたが作者と同じように感じるのはどのような時ですか。あなたが行っているエコ活動とあわせて書きなさい。

(問2)
文中に「都会人は忙しすぎる」とありますが、あなたが作者と同じように感じるのはどのような時ですか。自分の体験と合わせて書きなさい。

(問3)
作者にとって家族は「空気のような存在」と書かれています。あなたにとって「家族」とはどのような存在ですか。「もし家族がいなかったら」という書き出しで、自分の考えを書きなさい。

 

はい、皆さんできましたか~??

「おいおい、『文中に』って書いてあるやろ。出題文ないのに解けんやろ!」

と思ったあなたは甘い。

中学受験を控えてる小6にこの問題を出したら、
出題文を見なくても書きますよ。

問題文には全て
「あなただったらどう思うか」とあるので、自分の意見を書けばいい。
この問題は想像力や文章力を問うもので、
出題文の意図を捉える必要は全くないのです。

ということで、しばらく鉛筆嘗め嘗め、考えてみてください。回答例は次回。
(鉛筆嘗め嘗め、って人も少ないと思いますが、代筆屋は鉛筆大好きです)

いや~、俺にはちょっと無理だわ~、という方は、代筆屋にご相談を。

新聞に「主婦がパートの面接に合格するコツ」というコラムがのっていました。
就職難の時代ですからパートといえども競争率が高く、
並の発言をしていたら面接で落とされてしまうのだとか。
そこで、プラスの発言をしようというのがコラムの趣旨です。
例えば、志望動機を聞かれて、
「近いから」
という答えでは不合格。
パートなんだもの、それ以外に志望動機なんてないでしょ、
という声が聞こえてきそうですが、
「近いから、たくさん仕事ができると思いました」
と答えると好印象だ、と紹介されています。
コラムには書かれていませんが、これって履歴書を書く時にも使えるわけで、
履歴書代筆」のページにも書いていますが、
趣味の欄にただ「読書」と無機質に書くより、
「趣味は本を読むこと。本によって自分がまだ体験したことのない世界を知ることが何よりの楽しみです」
と書いた方が絶対好印象ですよね。
スポーツが好きな人なら、趣味欄に
「趣味はスポーツです。嫌なことがあっても、身体を動かせばすぐに忘れます」と書けば、
担当者に「この人はポジティブで体力もあるな」と思わせることができます。

続いて性格欄。

履歴書に短所を書く必要はないと思いますが、あえて書くのも他人との違いをアピールできます。
その際も「怒りっぽい」と書いてしまうとゴミ箱行きなので、私だったらこんなふうに書きます。
「怒りっぽいです。ただし、怒りの裏側には、あふれんばかりの愛があります」

いや、もうひとひねり。

「怒りっぽいと人に言われますが、”ぽい”のではなく、怒るときは怒髪天を衝く勢いで怒ります。
ただし、怒髪があるのは頭頂部で、怒ると鬼太郎みたいになって、相手をかえって和ませます」

・・・。
真剣に履歴書の書き方で悩んでいる人には申し訳ないレクチャーになってしまった。
どうしても書けないという方は、代筆屋にご相談を。
そういえば、先日履歴書を代筆した男性から、
「就職できた」という嬉しいメールをいただきました。
ご活躍をお祈りします。

「文章がうまく書けない」という人の多くは、
原稿用紙を前に、書き出しの数行のところで書いたり消したりしています。
今の時代だとパソコンでの原稿作成がほとんどだと思いますが、
これも同じで、最初の数行を書いたり消したりしています。
結果として、30分経っても1時間経ってもまったく進んでない。(>_<)

「そもそも、何を書いたらいいか、分かんないんだよね」というタイプの人は、
原稿に取り組む前に、構成を考えることをお勧めします。
文章の流れ、アウトラインとも言いますが、これを考えると
ずいぶんと書きやすくなります。

例えば、中2の娘は作文が苦手で(私の子なのに・・・)、宿題の度に苦悩していますが、

私「テーマは?」
娘「リユース」
私「リユースって何?」
娘「古くなったものを捨てずに使うってこと」
私「この家でもリユースしてることってあるよね」
娘「着なくなった服を妹に回すとか?」
私「そうそう。それやるとどんないいことがある?」
娘「新しい服を買わなくて済む」
私「ふむ。もっと広い視野で考えると?」
娘「古着を捨てなくて済む。ゴミが減る」
私「それだけ?」
娘「新しい服を作る資源を他に回せる」
私「よし、できた。じゃあ、問題点はある?」
娘(ここはちょっと悩んだ)「洋服屋さんが儲からなくなる」
私「どうしたらその問題が解決する?」
娘(さらに悩んだ)「洋服屋さんが古着を買い取って、それを売れば補えるかも」

この流れで作ると、実に良い作文となるでしょう。

もうひとつ例を出します。

先日、ある著名写真家をインタビューする機会があり、
だいたいの質問内容を事前に趣意書としてお渡ししたのですが、
話が脱線脱線で弾んでとりとめのないインタビューになってしまいました。
それでも、

「生い立ちから写真家を目指すまで」
「駆け出しの頃の思い出話」
「自分のライフワークとなるテーマ」
「写真家として世に訴えたいこと」

という括りであちこちに飛んだインタビューの内容を「仕分け」すると、
良い流れでまとめることができました。

これから卒論などに取り組む方も多かと思いますが、
章立てをしっかりとやれば、既に7割方は完成したようなものです。

「いや、やっぱ俺には無理だわ」という方は、代筆屋本舗にご相談ください。
ただし、卒論の代筆はお請け致しかねます(^^ゞ